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Interview
CASIO Privia PX-S1000 × mesm Tokyo,Autograph Collection
“TOKYO WAVES” vol.1
feat.Billboard Live TOKYO
CASIO Privia PX-S1000 × mesm
Tokyo,Autograph Collection “TOKYO WAVES” Vol.1
feat.Billboard Live TOKYO
古内東子インタビュー
ー東京で感じた非日常 古内東子さんー
2020年4月、東京・竹芝エリアにオープンしたラグジュアリーホテル「メズム東京オートグラフコレクション」(以下、メズム東京)。“オートグラフコレクション”とは、独自性、高い品質、ホスピタリティを備えた唯一無二の個性を持つホテルに冠されるマリオット・インターナショナルが展開するブランド名であり、メズム東京では「TOKYO WAVES」をコンセプトに、絶えず変化する東京の“今”をベースとしたサービスやコンテンツを展開している。なかでも注目なのが、同ホテルの全265室のすべてに用意されたCASIOのデジタルピアノ「Privia PX-S1000」だ。連載第6回となる今回は、シンガーソングライターの古内東子さんがPrivia×メズム東京の魅力を堪能した。
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ー29年にわたって活躍できた理由ー
「こういう景色を見ながらピアノを弾くのは新鮮な経験なので、もしかしたら新しいアイディアが湧くかもしれません(笑)。しかもすべての部屋にPriviaが備わっているとうかがって、びっくりです」
古内東子さんは2021年2月21日に、デビュー29周年を迎えた。古内さんに、長年にわたって創作を続ける秘訣、フレッシュな感性を維持するコツをうかがうと、「量産型じゃないから、ですかねと言って、いたずらっぽく笑った。
「オリジナルアルバムの制作が6年空いたときもありますし、10曲入りのアルバムを録音するときでも10曲しか書かなかったりします。そういうやり方で、自分のなかでフレッシュ感を保とうとしてきたのかもしれません」
古内さんの語り口は自然体で、肩肘張らないしなやかな姿勢が常にトップアーティストであり続ける理由かもしれないと感じた。そして古内さんは、メズム東京の24階「chapter 3 Suite」の部屋に置かれたPriviaの前に座り、ごく自然な感じでメロディを奏で始めた。モダンな設えの室内に、美しい音色が響く。
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ー多彩な音色で音楽を楽しむー
「まず、ピアノの音がいいのが好ましいです。18の音色も、これ使わないなっていうのがひとつもなくて、しかも全部の音がいい。鍵盤の手触りからタッチまで、グランドピアノと遜色がなくて、このサイズでよく作ったなという印象です」
Priviaのグランドピアノの音色をひと通り試した古内さんは、こんな感想を口にした。「去年のステイホームの期間に、楽器屋さんをまわってこの手の鍵盤をいくつか試したんです。自分で弾き語りをしてオンラインで発信しようと思って。試したなかでは、Priviaが一番かもしれません。まず圧倒的に音がいいです。高音のキラキラした感じも、低音の響く部分もよく出ているから、上手に弾いていると感じます」
そしてもう一度鍵盤に指を置いて、「手触りまで考えられていますね」と言葉を続けた。「鍵盤の表面のテクスチャーっていうのかな、象牙のザラザラした感じが再現されていて、いいピアノを弾いた時と同じ感触が指に残ります。普通はこういう小さなピアノで練習した後でグランドピアノを弾くと違和感を感じるものですが、Priviaなら大丈夫でしょう」
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そして古内さんは鍵盤を操作して、エレクトリック・ピアノ、ストリングス、マリンバなど、全18の音色を試した。
「どれもいい音に仕上がっていますね」という感想を残してから、古内さんはご自身のデビューにまつわるエピソードを披露してくれた。
「私が小学6年生か中学1年生だった頃、ちょうどバンドブームの時期で、5歳上の姉が大学の音楽サークルのバンドでキーボードを担当していたんです。その時、小さなシンセサイザーが部屋にあって、それをいじっているうちに自分も作曲を始めるようになりました。音色を変えて多重録音みたいなことをするのが楽しくて曲を作り始めたので、ピアノだけしか知らなかったら作曲まではしていなかったと思います」
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ー時空を超えたセッションが実現ー
東京都練馬区出身。高校生の時、姉のキーボードを弾いているうちに作曲に目覚める。当時、レコード会社に送ったデモテープがきっかけとなり、1993年シングル「はやくいそいで」でデビュー。以後、恋と愛をテーマとした曲をつくり歌いつづけ、女性のみならず男性ファンにも支持されてきた。2022年にはデビュー30周年を迎える。
Priviaと自身のスマートフォンをBluetooth®で接続すると、Priviaのスピーカーからスマートフォンに収められた音楽が流れた。古内さんは、「これは面白い」と、音楽に合わせてピアノを弾いた。
お姉さんのシンセサイザーが部屋にあったことがデビューにつながったという古内さんに、もしPriviaを自宅に置くとしたら、どこに置いてどんな使い方が想像できるかを尋ねてみる。
長年ご一緒しているプロデューサーがドラマなどの劇伴をよく作曲なさっているのですが、私もやってみようと思ってリビングでドラマを見ながら鍵盤を弾いてみたんです。でもそれが、当然ですが難しくて(笑)。Priviaでもう一度チャレンジしてみたいですね。あと、いまはないお気に入りのバンドのライブ盤を流して、それに合わせてピアノを弾くとメンバーの一員になれた気がして楽しいんです。ライブのアレンジの勉強にもなるし、そんなふうに使ってみたいです」
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ークリエイティビティを刺激するホテルー
「欧米の街って、碁盤の目になっているじゃないですが。でも日本はがちゃがちゃとしていて、逆に賢い人じゃないとつくれない街だったんじゃないかと感じます。がちゃがちゃしている分、夜景がきれいなのも東京の特徴ですよね」
chapter 3 Suiteの広々としたテラスに出た古内さんは、浜離宮と新しい高層ビルが融合した東京の景色に声をあげた。
「生まれも育ちも東京ですが、このあたりには土地勘がないのでメズム東京からの眺めは新鮮です。こういう風景を見ながらピアノを弾くって、なかなか思いつかないですよね。作詞をするときには、いい環境を求めて自然がある場所に行ったり、高層階で夜景を見ながらお酒を飲むことがあります。でもピアノは運べないから作曲は諦めていたんですが、メズム東京に来るという手がありますね。もともと老舗よりも、最先端の機能を備えたモダンなホテルが好きなので、ここはとても居心地が良いです」
2022年の2月21年はデビュー30周年。アニバーサリーイヤーに向けて、古内さんはなにかしら制作をしたいと語る。また、ビルボードライブ東京などでのライブも予定されている。
「ビルボードは東京も大阪も、それから新しい横浜も、どこも大好きなライブ会場です。ビルボードのようにお酒を飲める会場だと、男性ファンが来てくれるのがうれしいですね。男性に限らず一人でも手持ち無沙汰にならないから、来やすいのだと思います」最後に古内さんは、Priviaで使えるペダルの種類やキャリーケースの有無などを熱心に確認した。好奇心を持ち続けることも、長きにわたって第一線で活躍する理由のひとつだろう。
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古内東子 "Tokoʼs Songs Blooming”
公演情報はこちらから
メズム東京、オートグラフ コレクション

住所|東京都港区海岸1丁目10番30号
ウォーターズ竹芝タワー棟4F、16F~26F
客室数|265室(客室フロア17F~26F)
付帯施設|レストラン『シェフズ・シアター』、
バー&ラウンジ『ウィスク』、宴会場『ザ・バンケット』、
クラブラウンジ『クラブメズム』
(※4月1日よりプライベートサロン『クラブ メズム』)、
フィットネス
料金|6万5527円~(1泊1室 2名朝食付、税・サ込)
Tel.|03-5777-1111
URL|https://www.mesm.jp
アクセス|JR山手線・京浜東北線 / モノレール浜松町駅より徒歩 6分、
新交通ゆりかもめ竹芝駅より徒歩3分
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