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今年デビュー15周年を迎えた福原みほ。2008年に日本人として初めて米国ロサンゼルスの黒人教会で披露したパフォーマンスにより、「奇跡の子」と称された彼女は、それをきっかけにシングル「CHANGE」でメジャーデビュー。そのソウルフルかつ繊細な表現力で以降もJ-Popシーンの第一線を走り続けてきた。最近ではブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』にも初出演するなど、活躍の場を拡張し続けている彼女が初めて触った楽器は、CASIOの電子ピアノだった。

「6歳上の姉が持っていたんですよ。それを彼女が留守中にこっそり演奏したのが初めての楽器体験。小学生になってからは、吹奏楽部でトロンボーンを始めました。『ジュラシックパーク』のテーマから、宇多田ヒカルさんの「First Love」まで色々な曲を演奏して楽しかったですね。でも、トロンボーンってロングトーンばっかり吹かされるんです。中音域を支える楽器なので、バンドでいうところのピアノコードの役割というか……ずっと白玉ばかりで気を失いそうになった記憶があります(笑)。そこでかなり肺活量が鍛えられたと思うし、それが歌にも何かしら影響を与えている気はしますね」
子供の頃から歌うことが大好きだった福原にとって、楽器を弾くことの喜びはどんなところにあったのだろうか。

「歌って、一人でも歌えるじゃないですか。でも楽器はみんなと一緒に演奏する楽しさが大きいと思うんです。もちろん歌にも『合唱』という楽しさはあるけど、トロンボーンやフルート、トランペットなどそれぞれ違った音色を持つ楽器が集まって、一つの曲を演奏するところに醍醐味があるんじゃないかなと。自分にできないことができる楽器と一緒に楽曲の一要素となる、その一体感はなかなか味わえないですよね」

コロナ以降、自宅での時間をもっと有意義にしたいという風潮のもと、クリエイティブな趣味をやり始める人が増えている。そうした状況を「素晴らしいこと」と福原も目を輝かす。

「そういえば、近所に住んでいる女性がコロナ禍でピアノを始めたんですよ。ステイホーム中に『ラフマニノフを弾けるようにしたい』とおっしゃっていましたね。そうやって日常のルーティンの中に『ピアノを弾く』という項目が入ってくるのって素敵だなと思いました。それに、音楽には心を癒すパワーがあるということを、その女性を見ていて再認識しましたね。『今日はここまで弾けるようになった』と、会うたびとても楽しそうに話してくれるので。私自身もコロナ禍で、通常の音楽活動がストップしてしまったからこそ『自分はシンガーだったんだ』と思い直したところはあります。なので、ステイホーム期間中はいつもにも増して日々練習に励んでいました。音楽はメンタルケアのサポートをしてくれるツールだと改めて思います」
自分と向き合い、心を癒し解放するためのツールたり得る楽器は、同時にコミュニケーションツールとしても有効だ。福原も、7歳になる愛娘と楽器を通して日々コミュニケーションを図っているという。

「私がちょっとピアノを弾けば、その上に適当にメロディを乗せてくるので、『今の良かったね。ちょっと録ってみよう』とすぐに作曲ソフトを立ち上げ、簡易的にレコーディングするなど遊びの延長で曲作りもしています。娘と一緒に踊ったりすることもありますよ。『大人には酒があるけど、子供にとってのアルコールはダンスだ』と彼女が言っていて(笑)。我が子ながら上手い例えだなと思いました。確かにダンスや音楽は『酔える』というか、心のフィルターを外すためのツールでもあるのかなと気付かされました」

ライブでは鍵盤の弾き語りをすることもある福原。キャロル・キングの『つづれおり』を教科書にしたおかげで、曲の仕組みやプレイヤーの気持ちも理解できるようになった。

「アレサ・フランクリンもキャロル・キングのような、自分で演奏しながら歌うシンガーにものすごく憧れていた時期があって。『つづれおり』を練習したおかげで、いつもミュージシャンがどうやってグルーヴを作っているのか、メロディに対してどんなコードをつけているのか、自分でも少しは理解できるようになったんです。それに、弾き語りは自分のペースで演奏したり歌ったりできるところに楽しさがあると思いますね。バンドだとあらかじめ決まったテンポがあって、そこに歌を乗せていくからある意味ではエクササイズ的なところがあるんですけど、ピアノ弾き語りなら自分の呼吸、自分の『間』で歌えるので、きっと伝わり方も違ってくるのかなと」
ステージ上でも、プライベートでも楽器と程よい距離感で向き合っているそんな福原に、アーティストやスタジオミュージシャンにもファンが多い「Privia PX-S1100」を試奏してもらった。

「とっても弾きやすいですね。打鍵の感触は、グランドピアノに近いと言ったらいいのかな。ちゃんと弾力もあるけど、重すぎもしない絶妙なニュアンスです。コンパクトで運びやすそうだし、シンプルなデザインは部屋のどこにおいてもしっくりきそう。カラーバリエーションは3種類あるのですね。今日は白を弾かせてもらったけど、赤もいいな(笑)」

もし「Privia PX-S1100」が自宅にあったら、福原ならどんな使い方をするだろうか。

「作曲をするのにすごく便利そうな気がします。何かアイデアが浮かんだとき、電源を入れたらすぐに内蔵スピーカーから音を出せるのが嬉しい。アイデアの鮮度が落ちないうちに形にできそうじゃないですか。しかもリビングに「Privia PX-S1100」があったら、お友達が遊びにきたときに自然にセッションが始まりそう。音楽がより身近になりそうですね」
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これから楽器演奏を楽しみたいという人へ、最後にメッセージをいただいた。

「ピアノ教則本とか絶対に買わないでほしいです……なんて言ったら怒られちゃうかな(笑)。でも、まずは自分が『これ弾きたい!』と思う曲が弾けるようになることをゴールにして、そこに向かって頑張る方がいいと思います。最初からクラシック曲だと挫折しちゃうかもしれないので、できれば最初はポップミュージックがいいかな。私も実際、楽譜が読めない状態で最初は『つづれおり』を何度も何度も聴いて、『あ、ここはこの音だな』と紙に書いて自分なりの楽譜を作るところから始めました。そうすると楽しく上達できるはず。自分のお気に入りの楽曲の中へと、探求するような気持ちで取り組んでみてください!」
Interviewed by 黒田隆憲
◎公演情報
福原みほ 15th Anniversary LIVE EXTRA

<Billboard Live TOKYO>
2023年11月8日(水)
1st Stage Open 17:00 Start 18:00 / 2nd Stage Open 20:00 Start 21:00
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14427&shop=1
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