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Interview
Artist Interview feat.Billboard Live Vol.5
Artist Interview
feat.Billboard Live Vol.5
jizue
2021年にバンド結成15周年をむかえ、国内外のファンを獲得する京都出身のインストゥルメンタル・バンドjizueの3人は、幼馴染で古くからの付き合いだ。国内外の音楽フェスやライブを通してファンを獲得してきた3人は海外公演が難しいこのコロナ禍で、どのようなおうち時間をどう過ごしているのだろうか。

「去年の10月にスタジオをオープンさせてからは、自宅では制作せず、スタジオで作業することがすごく増えました。一日中過ごすこともたくさんあります。(屋内にこもることは)全然苦ではなくて、性にあってますね。」(井上典政)

「天井のライトと一体型のプロジェクターを買いました!スピーカーも搭載されていて、すごく壁と距離が近くても、大きな映像を投影できるんです。なので、映画やライブ映像も大迫力で観れて良いですよ。自分の部屋に圧迫感があるのが嫌で引っ越したんですけど、新居で家の時間を充実させるために他にもいろいろ買いだしたら、全然家から出たくなくなっちゃいました(笑)。」(片木)
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サッカーに夢中な少年だったという山田と井上が本格的に音楽活動を始めたのは高校生になってからで、そんなふたりが初めて楽器に触れたのはいつなのだろうか。

「父親がアコギをやっていたこともあって、家にたくさんあったんです。昼間から大きな音で弾いて、うるさかったんですよね。でも、小学校高学年のときに、コードで弾き語りしてみたいと思い、そのときに初めて触りました。初めて弾き語りしたのが長渕剛さんの曲でしたね。」(井上)

「僕はGLAYとかLUNA SEA、L'Arc-en-Cielといったビジュアル系が盛り上がってきたときに、友達が楽器をやりだしたので、僕もまねして始めました。その時からベースで、SHAZNAの「Melty Love」が流行っていたときは、ふくらはぎの下くらいで弾いてましたね。ストラップは長ければ長いほどいいっていう時代でした。」(山田)

逆に3歳からピアノをはじめ、地元の高校でも音楽を専攻するほど、音楽漬けの人生を歩んできた片木は、ある出会いが自身の音楽人生の転機になったと言う。

「母が保育士だったこともあって、家にアップライト・ピアノがあって、3歳くらいからピアノ教室に通いはじめました。むっちゃ褒め上手な先生ばっかりだったから、練習したら上手くなる→褒められる→調子に乗ってまた練習する、のいいサイクルで楽しかったんですけど、ストイックなクラスに進級してからは練習が嫌になって教室をやめたんです。近所にアレンジャーをしている方がいて、その方のレッスンに通い出してコードやジャンルに縛られない音楽の面白さを教えてもらったことが大きな出会いでしたね。」(片木)
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今回3人にはハンマーアクション付き88鍵盤搭載のデジタルピアノとしては世界最小で、Bluetoothに繋げば、スピーカーとして使えるCASIO電子楽器の人気商品「Privia PX-S1100」に触れてもらった。

「ボックス鍵盤でタッチも良いですし、机に乗せられるくらいコンパクトで便利ですね。色も白黒と赤で、無駄なボタンなども一切なくシンプルで、インテリアの邪魔をしないところが好きです。部屋になじむ感じもいいなって思いました。」(片木)

「最近ピアノの練習を始めたところで、グランドピアノのタッチ感に近い重さがあるので、練習にもすごく優れたピアノだと思いました。家で練習するのであれば、これぐらいのサイズが嬉しいですよね。」(井上)

「希依ちゃんの部屋にあるピアノを見たときに、要塞感というか、圧迫感がすごかったんです。『こんな部屋、いやだな~(笑)』って思っていたところ、コンパクトでオシャレで、かつ最高の機能が搭載されたこの電子ピアノを知ったので、買いやな~って(笑)。」(山田)

ギタリストである井上は、音楽を始めるきっかけとして電子ピアノをどう思うだろうか。

「小さい娘がいるんですけど、楽器をやらせるのであれば、まずピアノかなって思っています。リズム感や基礎が全て身につくので、ピアノが弾けると後々なんでもできるようになるかと。ギタリストにもピアノが弾ける方は結構います。Charさん、ichikaくん、あと布袋(寅泰)さんとか。」(井上)

また、自身の経験から、音楽を触れることで育つ精神や利点について尋ねてみた。

「努力すること、集中することができるようになったとは思います。練習することで、それが当たり前になっていくというか。バンドを組んでいると、メンバーを思いやる気持ちが生まれるので、そこも良い人間になることに繋がっているかもしれませんね。」(井上)

「“すべての武器を楽器に”という好きな言葉があるんですけど、音楽をやっていると心も平和になるというか、そういう心が育まれる気がするんです。」(山田)
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コロナ禍でエンタメは不要不急カテゴリーに入ってしまったが、そんななかでも音楽に救われた人も多い。そして、それによってミュージシャンも救われていることも事実だ。

「コロナ禍でピアノの売り上げが好調なことを聞きましたし、プレイヤーの数も増えてきたようなので、ミュージシャンとしては嬉しいなって思います。不要不急という点で、衣食住以外のエンターテインメントが“今すぐ必要ではない”と言われたけど、そこにある喜びや感動は人生において大事な要素でもあるので、上手い・下手にかかわらず、楽器を弾く楽しみや上手になっていくときの達成感を日常のなかで多くの人に経験して欲しいです。医療関係者の方から『お家に帰ってjizueの音楽を聴いて、勇気をもらっています』とか、『いつも癒されています』っていう言葉をお手紙やDMでいただくこともあり、自分たちの手から離れていった音楽が誰かの人生に参加できていることが本当に嬉しいですね。『また新しい音楽を作ろう』って、こっちも頑張れるんです。」(片木)
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Interviewed by Mariko Ikitake
ライブ情報
【jizue × fox capture plan「BACK TO BACK LIVE」】
2022年3月4日(金)ビルボードライブ大阪
2022年3月6日(日)ビルボードライブ横浜
http://www.billboard-live.com/

関連リンク
https://www.jizue.com/
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