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Interview
A Life with Creativity
#2
XIKA Omotesandoが提案するお花と過ごす癒しの時間
#2
XIKA Omotesandoが提案する
お花と過ごす癒しの時間
女優/MEGUMIさんがもっと豊かなおうち時間を送るために様々な専門家と出会うこの企画。

第二回目はゲストに俳優の高杉真宙さんを迎えて様々な花体験ができるサロンXIKA Omotesando(サイカ オモテサンドウ)を訪ねた。フラワーアレンジメントはもちろんのこと、一見するとハードルが高そうな華道も日常に取り入れやすく提案してくれるこのサロンで、癒し時間を体験する。
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都会の真ん中にある明るく静かなサロン
「こんな場所があったんだ!」

表参道駅からも徒歩4分という場所に位置するXIKAには、表参道ヒルズの裏道を進むとたどり着ける。真っ白な室内には色とりどりの生花が並べられていて、このサロンではここで選んだ花を実際に生けることができるという。

MEGUMIさんと高杉さんを迎えてくれたのは代表の池谷亮人さん。花に目を奪われる2人に「ここでは直接市場から仕入れたお花を集めているので、普通の花屋さんでは見たことがないものもあると思います。人気のお花だけではなく、季節に合わせてその時に旬なものが集まっています」と池谷さんは説明する。

もともと華道にはさまざまな流派があります。従来の華道のレッスンでは、どこかの流派に入門しひとりの華道師範から学びますが、この際に流派をまたいで習ってはいけないという暗黙のルールが存在している。だが、池谷さんは「でも習い始めた時は自分がどの流派に 向いているかなんてわからないですよね。先生の教え方もさまざまです。XIKAでは流派やそれぞれの華道家の世界観を超えて、自由に、気軽に体験してもらえます」としきたりや垣根をなくし華道の魅力を多くの人に知ってもらいたいと話した。

「お花は現場でいただく機会も多いから、自宅でもよく飾っている」と話すMEGUMIさんと高杉さん。中でもMEGUMIさんはフラワーアレンジメントを学んだ経験もあるということで、華道への挑戦にも興味津々だ。早速花選びから華道体験がスタートした。
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忙しい2人がハマっている香りの癒し効果
「まずはメインになる1本を選んでから、それ以外に使いたいお花を選ぶと決めやすいですよ」と話してくれるのは今回のレッスンを担当するKiyoto Mayukiさんだ。日本三大流派「小原流」の師範で華道歴は10年以上のKiyotoさんのレッスンは心のリフレッシュになるとXIKAでも一番人気となっている。

「見てるだけで心が癒されるね」とMEGUMIさんが高杉さんに話しかける。実はこの撮影翌日にも共演するドラマの撮影があるという忙しい2人。自然と演技についての会話が始まった。「私は録音したセリフを何度も聞きながら台本を覚えるんだけど、どうやって覚えるタイプ?」というMEGUMIさんの質問に、高杉さんは台本の覚え方は色々と模索していたと答える。

「まだこれが一番というのが見つけられてないかもしれないんですが、僕は部屋を暗くして覚えますね。薄暗い室内で台本を読みながら部屋をぐるぐる歩くんです」

台本が撮影直前に変わることもあり、セリフを覚えるためには集中力が必要だ。高杉さんが「とにかく集中しなくちゃいけないから、それ以外の時間はゆっくり癒されたいなと思って最近はお香にハマっています」というと、MEGUMIさんも香りの癒し効果に納得する。

「私もお香好きなんだけど、寝る前に使うのがいいですよ。リラックスして質のいい睡眠が取れるから次の日に疲れが残らない気がする」

MEGUMIさんのアドバイスに高杉さんは「寝る前いいですね。もともとキャンドルも使っていたんですが、火の消し忘れが怖くて(笑)」と頷いていた。
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華道を通して緊張と弛緩を感じる
花を選んだら早速生けていく。「選ぶ花に個性が出てるね」とMEGUMIさんが驚きの声をあげるように2人の手元にある花は全く違った。ピンク色に染められたカラフルなススキを中心に華やかな花が多いMEGUMIさんに対し、「絶対この子を使いたかった」と小花がたくさん付いている花を選んだ高杉さん。全く違う花を使ってどのような作品が出来上がるのだろうか。

まずは使う花の水切りを行う。水の中で茎を斜めに切ることで、しっかりと水を吸い上げられるので花が長持ちするという。続いて選んだ器に剣山を置き、ちょうど剣山が浸かる程度の水を入れる。いよいよ花を生けていくが、まずはメインの1本の場所を決めることが大切だとKiyoto先生は話す。
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「メインになる華や枝は一番長くなるように使ってください。メインとなる花材を主枝(しゅし)と呼び、それに対して客枝(きゃくし)と呼ぶサブの花材も決めていきます」

基本の形として奥に直立させた主枝と手前に置いた客枝の場所を決めたら、その後は自由に生けていく。直感的に場所を決めていくMEGUMIさんと、じっくり悩む高杉さん…ここでも2人の性格を見ることができた。あっという間に完成させたMEGUMIさんに高杉さんだけでなく、Kiyoto先生や池谷代表も驚いていたのが印象的だ。
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花を選ぶ時は会話も弾んでいた2人だが、実際に生ける時は集中し自分の世界に入っていく。Kiyoto先生によるとこの緊張とも言える感覚が華道の醍醐味でもあるという。

「お花は見るだけでも癒されるんですが、実際に生けてみるとそれだけじゃないと気がつくと思います。お花を生けるときの集中力は、緊張感にも似ていますよね。ここでグッと緊張することで、完成したときに解放されます。この緊張と弛緩にリラクゼーション効果があるんですよ。忙しい人にこそ、日常的にお花に触れる機会を増やしてもらいたいですね」
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忙しい毎日を癒してくれる自然の魅力
出来上がった作品を前に「面白かった」と笑顔を見せる2人。

「バランスを見ながら調整するのが難しかったけど、ピンクでまとめたかったので思い通りの仕上がりになって嬉しい」と満足そうな表情を見せるMEGUMIさんに、高杉さんも「面白かったですよね。僕は低い場所に生けた葉っぱの場所と角度が大変だったけど、最初から決めてたかわいい小花が使えて嬉しいです」と笑顔だ。

「主枝と客枝を決めて、その周りを飾っていくというルールを知っているだけで華道へのハードルが低くなったような気がします。お花やグリーンを、これまで以上に楽しめるようになりました」と話すMEGUMIさん。これからは自分たちで飾る花が、忙しい生活を癒してくれそうだ。
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▼Casiotone CT-S1スペシャルサイトはこちら▼
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撮影協力:XIKA Omotesando
Flower Relaxation(心のうるおう花体験)をコンセプトとしたお花の体験サロンを2021年8月表参道にオープン。自分の感性で生ける気軽な華道体験のほか、現役ウェディングフローリストによるブーケレッスン、爽やかな香りに癒されるアレンジメント体験など、総合的にお花の体験ができる。
さまざまな華道流派のレッスンを誰でも自由に受けられる日本初の華道サロンでもあり、現在は8流派13名の華道家がインストラクターとして所属。
XIKA Omotesando(サイカ オモテサンドウ)のOfficial Siteはこちら

https://xika-salon.jp/

池谷亮人
1989年1月9日生まれ。同志社大学文学部哲学科を卒業後、広告業界に入る。コロナ以後の時代に、人の心の癒しになる事業を立ち上げることを志し、大手総合広告代理店を経て2020年XIKA株式会社を創業。2021年、XIKA Omotesandoをオープン。
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