CELVIANO Grand Hybrid

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭2016 協賛レポート

OTTAVAオープンスタジオ

トーク&ミニライヴ

「本田聖嗣 三音物語(さんおとものがたり) supported by CASIO CELVIANO Grand Hybrid」
【5月4日(水・祝)19:00-19:30】

OTTAVAプレゼンターでピアニストの本田聖嗣さんが、「ベルリン、ハンブルク、ウィーン」の3つの音(三音)を実際に弾きくらべながらCASIO CELVIANO Grand Hybridの多彩な魅力を会場のお客様にお伝えする、トーク&ミニライヴイベントが行われました。
まず、本田さんと一緒に連弾を披露していただくピアニスト、佐々木京子さんをステージにお迎えし、イベントがスタート。
本田さんによる軽快なトークによる製品紹介と、三音にまつわる選曲によるライヴをレポートします。

「このカシオの新製品、『CELVIANO Grand Hybrid』の魅力を、これから皆さんにご紹介していきます。生放送の番組の中でもこの製品を弾いていましたが、実は私自身、別のラインアップであるカシオの電子ピアノ『CELVIANO』を自宅に持っています。MIDIでコンピュータなどの外部機器とつなぎ、作曲などで使うためです。私が持っている『CELVIANO』でも、オルガン、チェンバロ、ストリングス、ジャズピアノ、ジャズベースなど、多彩な音色を搭載しています。ですが、この『CELVIANO Grand Hybrid』には、ものすごい特徴が『ピアノの音色において』あるのです。」

「グランドピアノの音だけで3つ、搭載されていて、それらがいずれも、ヨーロッパの老舗ピアノメーカーの音です。それがボタンひとつで選んで楽しめるのです。中でも『ベルリン・グランド』の音は、世界に誇られるべき名器を生み出す『ベヒシュタイン』と共同開発された音色なのです。」

「せっかくですから今夜は、それらを活かした曲をお届けしたいと思います。
まずは港町・北ドイツの街ハンブルクから。ブラームス「ワルツ」をお送りします。」

「続いては音楽の都ウィーン。歌曲の伴奏などで使われるような、非常にまろやかな音のピアノです。ウィーンにまつわるたくさんの曲の中で、選んだのはモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。ピアノ連弾バージョンでお届けします。」

「音色(ねいろ)の違いを感じていただけたでしょうか。他にもいろいろな音色が搭載されていますが、この3つのピアノの音色だけは、こちらにあるボタンでダイレクトに選べるようになっています。それだけ、このグランドピアノの音色にこだわりを持たれていることが伺えます。」

「しかし、『CELVIANO Grand Hybrid』は、電子ピアノとしての多くの便利な特徴があります。この日本の住宅事情では、ご近所を気にしてピアノをバンバン弾くのは難しいですよね。そんな時、ヘッドホンが使えるのはまず、ありがたいことです。」

「後程、演奏しますが、ブラームスは連弾曲の大家と言われています。それは、当時はオーディオが無いので、家族で楽しむことと言ったら楽譜を買ってきてみんなでピアノを囲んで演奏を楽しむ、ということになり、連弾曲が大流行したためです。そういったときに電子ピアノがあれば、録音機能で録音した演奏をあとで再生して楽しめますし、内蔵曲を自動演奏させて聴いて楽しめるなど、このピアノを囲んで家族で楽しむことのバリエーションが広がります。アコースティックピアノでは望めない、いろんな機能が搭載されているわけです。」

「次はベルリンなのですが、ここではいろいろ考えて、ヨハン・セバスチャン・バッハを選びました。ただ、彼はピアノができる前の時代の人なので、カンタータ第147番『主よ、人の望みの喜びよ』をお送りします。」

「パイプオルガンの音色で聴いていただきました。パイプオルガンはご存知のとおり巨大な楽器で、ヨーロッパでは教会、日本だとコンサートホールなどでしかお目にかかれず自宅に置くことなど考えられません。そんな音色も楽しめることをご紹介したくて、この曲をお送りしました。『CELVIANO Grand Hybrid』は良いスピーカーを搭載していますのでこの音はスピーカーで大きい音でお楽しみいただければと思います。」

「この、こだわりのグランドピアノ音色や、いろんな音色を楽しめるということは、あちらの試弾コーナーにも、このステージのものと同じ『CELVIANO Grand Hybrid』がありますので、是非試弾していただきたいですね。ボタンひとつで選べるグランドピアノの音をお試しいただければと思います。」

「さあ、三音の旅に戻りまして、ハンブルクです。先程もお話した連弾曲の大家、ブラームスの曲をお送りしたいと思います。ピアノを家庭で楽しむということが流行した時代の大ヒット曲、ハンガリー舞曲第5番をお送りします。」

「次は、三音物語の中で一番のこだわり、ベヒシュタイン・グランドの音色、その名も『ベルリン・グランド』の音色でお届けしたいと思います。ベヒシュタインと言えば、やはりそのピアノをこよなく愛したフランスの作曲家、ドビュッシーですね。私と佐々木さんは二人ともパリ音楽院に留学経験があるのでとてもこだわりがあります。ドビュッシーの小組曲の中から『小舟にて』『バレエ』をお聴きください。」

「お届けしてきました三音物語ですが、やはり一緒に音楽を楽しむ、それこそがこのラ・フォル・ジュルネです。最後はウィーン、ウィーンと言えばヨハン・シュトラウスⅠ世、ということでラデツキー行進曲をお送りします。皆さん手拍子でご参加ください!」

盛大な手拍子と大歓声の中、三音物語の旅は終演を迎えました。